週刊誌の記事が“羊頭狗肉”になる理由

週刊誌の記事は、実は記者が取材して起した文章そのまんまではなく、「アンカー」っていう役割のライターがその週刊誌のカラーに合うように面白おかしく書き直して出してますっていう業界の内幕が暴露してあった。

この話、事実です。

参考サイト whitening-cosmetics.net

新聞みたいに日刊で速報性が重視されるメディアだと、デスクのチェックは入るものの、記者が書いたことが大体そのまんまで載る。
(もっとも新聞記者はよく躾けられているので、まずい事実をそのまま書くことはまずないが)

週刊誌とか月刊誌だと、よっぽど著名なライターでもない限りは、専属のアンカーがええように書くか、編集がうちのカラーはこんなのだからこういう風に書いてくれと赤入れされまくって原型を止めなかったりするのがほとんどだ。

取材したライターが書いた文は記事扱いではなく、データ文と呼ばれていて、記事のネタではあっても記事そのものではない。

つまり週刊誌の記事とは創作であり、事実そのものを緻密に取材することよりは、いかに読者に喜ばれる演出を加えるかというところがポイント。ある意味とても創造性が求められるクリエイティブな仕事とも言える。

クリエイティブは事実かエンターテイメントか?

事実とエンターテイメントとどっちが重いのかというと、本当は事実なんだろうけど、実際に売れるのはエンターテイメントなので、面白くもない事実そのままが載るってことはけっこう少ない。

週刊誌とかスポーツ新聞はエンターテイメントの追求が極端だが、他のメディアも多かれ少なかれそういう脚色はしているので、マスメディアに載っているものに100%の事実ってのは存在しないと思った方が良い。

事実が掲載されるわけではないのは、それを読む大衆のレベルが演出を求めているからだろう。

情報の正確性

事実(一次情報)は、収集され分析され、二次情報へと加工される。加工された二次情報は流用されやがて、三次情報・・・のように実態がわからなくなる。

それゆえ、データの出どころは何処かが重要であって、情報をつかんだ段階では評価はできない。

これが事実。

企業の情報システムでも、一次情報をなるべく正確に集めようとするのだが、心無い社員たちや派遣のお姉さんによって出所不明の情報が登録され、せっかく苦労して登録した一次情報が使えなくなってしまう。

口コミサイトなんて、その最たる例だ。誰ともわからない人間が、食べたかどうかも確認せずに食べログに口コミを記入する。

アットコスメなど、口コミサイト花盛りだが、口コミほど信頼できないものはない。

事実を確認するには、自分の目で見て、手で確かめてこそ始めて信じられるようになる気がする。

名君として歴史的に評価されている第3代アメリカ合衆国大統領トーマス・ジェファーソンはこう言っている。
「新聞如きに事実が載っていると信じられる民衆は幸せだ」


週刊誌の記事が“羊頭狗肉”になる理由